不祥事発覚時における広報対応

不祥事発覚時における広報対応 (4)危機発生の「七つの直」を実践しよう part.2

山見インテグレーター株式会社  代表取締役社長 山見 博康
最終更新日:
2015年12月24日

前回、危機発生の「七つの直」の1.直報、2.直行までを具体的に解説した。今回のコラムでは、それに続く3.直視、4.直言を詳しくみていきたい。

3.事態を「直視」

関係者は「情報マスター」を作る為、事態をつぶさに直視し、あらゆる関連情報を率直に「危機対策本部」に集中させる。感性を豊かにし、刻々変化する事態の中から重要情報を見逃さない。 危機の当事者やそこに関わる人・関わりそうな人達は往々にして"保身"意識が過剰に働き、事実から目を遠ざけようという気持ちに陥りがちになる。

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著者プロフィール

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山見インテグレーター株式会社  代表取締役社長
山見 博康

略歴
1945年 福岡県飯塚市生まれ
1963年 福岡県立嘉穂高等学校卒業
1968年 九州大学経済学部卒業(株)神戸製鋼所入社
1977年 人事部、鉄鋼事業部(国内販売・鉄鋼輸出)を経て中東カタール政府との合併事業「カタール製鉄プロジェクト」に出向(ドーハ駐在)
1979年 秘書室広報係長(東京)
1981年 秘書室広報課長(神戸)
1984年 エンジニアリング事業部 技術協力室課長兼営業企画部(東京)課長
1985年 日豪政府協力事業「褐炭液化プロジェクト」に出向、メルボルン事務所副所長(日豪マスコミ関係も担当)
1989年 秘書室広報次長(神戸)
1991年 広報部長(東京)
1994年 ドイツ・デュッセルドルフ事務所長(日欧マスコミ関係も担当)
1997年 スーパーカー商業化ベンチャー企業および経営コンサルティング会社に出向

多くの中小ベンチャー企業に広報・PRやマーケティング支援を行い、中小企業経営を学んだ後、2002年4月に独立、現在に至る

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