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今回は、Step3「御用聞きと社内営業の実践」です。題して「エコヒイキ大作戦」です。ここでは、御用聞きに徹して、問題解決の実績を小さく積み上げていくことの大切さをご紹介します。
第2回に、総務部門の第一優先課題が「業務の明確化・効率化」と「部門の地位向上」の連関図を示しました。ここで重要なのは、業務の明確化ができていないがために、各部門にとって総務部門に対する「ニーズ」が顕在化されないことです。ニーズが顕在化されなければ、問題が存在しないことになります。
ニーズ発想といえばマーケティングです。もちろん、総務業務は役員・社員を対象にしたサービス業ではなく、彼らが「消費」するわけではありません。ただ、アウトソースが進む管理部門にとって、役員・社員のニーズ起点で業務を戦略的に作り出していかなければ、そう遠くない将来に完全にAIに置き換わってしまうことでしょう。そろそろ、総務・人事・経理・監査・広報など管理部門は最悪のシナリオを想定して、戦略業務に本格的にシフトしなければ、自らの立場も危うくなってきます。
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