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前回までは、総務部は、特許取得の可能性を高めたり、特許の権利範囲を広げることに寄与できることを書いてきましたが、今回からは特許を出願したあともさまざまなことに寄与できることについて書きます。
特許公開公報の公開日
特許出願に関する書類は、右図に示すように、出願日から1年6か月が経過すると、特許公開公報として公開されます(出願公開)。実務的には、J-PlatPatで検索することができるようになり、誰でもその特許公開公報を手に入れられることになります。
その結果、特許公開公報に記載された情報は公知情報となり、第7回で説明した新規性や進歩性の判断材料となってしまいます。
このときに重要になるのが、特許公開公報の公開日です。公開日は、下図に示すように、特許公開公報表紙の上部右側の赤丸で囲んだところに記載されています(この例では、公開日は「2017年9月7日」となります)。
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